月刊誌など仕事の原稿を書きつつ、空き時間にKDP(キンドルダイレクトパブリッシング)を少しずつ進めている。
KDP
https://kdp.amazon.co.jp/
とりあえず前回、KDPの版元設定はほぼ完了した(と思う)ので、電子書籍のデータをつくることに。
ただ、今のところアメリカの源泉徴収手続きは「認証待ち」のママで連絡はない。ゆっくり待とう。
※追記(2016/2/15)。KDPのアカウント情報(税の手続きをした「税に関する情報」のところ)を見たら、「完了。お客様の税に関する情報は2016年02月11日に受領されました。源泉徴収率: 30%」になっていた。メールなどはこないようだ)
代官山ブックスの記念すべき第一弾電子書籍はパリなかやまさんの『流しの仕事術』の予定だ。
著者のパリさんには既に連絡済みである。
『流しの仕事術』は紙の本として2014年に出版しているので、プロのデザイナーがそれ用に作成した印刷用データ(InDesignとPDF)がある。
このPDFデータをそのままブッコンで、「はい、電子書籍できたー!」となったら楽なのだが、そうは問屋が卸さない(KDPはまさに問屋的なサービスである)。
ここで少し長ったらしいが、「電子書籍とは?」というところを書いておきたい。自分のためにも。
普段、あまり電子書籍を読まない人は、電子書籍と聞くと一時期話題になった「自炊」的なものを思い浮かべるかもしれない。
自炊とは、紙の本を断裁して、スキャンして、全てのページを画像化してiPadなどのデバイスに入れて本を読むことである(このサービスを商売にする業者まで現れて、違法かどうかの議論が巻き起こった)。
最初に押さえておくべきポイントは、「自炊=電子書籍」ではないということだ。
少し専門的になるが(僕も今回調べて知ったのだが)、電子書籍にはリフロー型とフィックス型(画像型、レイアウト型などとも)がある。
http://suzumi-ya.com/epub/post-287/
簡単に言えば、リフロー型は文字のサイズを自在に変更することができて(そのため改行の位置が変わる)、フィックス型は画像を読むものである(自炊はこちらに近い)。
この2つは全く違うのだ。
僕が普段Kindleで読んでいる電子書籍でいうと、本はリフロー型、漫画はフィックス型が多いイメージだ。
※下記は僕のiPhoneのKindleからキャプチャしたもの。
リフロー型の本

※同じページを拡大すると次のようになる(画像が拡大されているのではなく、文字自体が大きくなり、改行位置が自動変更されているところに注目)。

フィックス型の漫画

本もフィックス型で、画像のまんまブッコンでつくれないこともないが、それは電子書籍というより、素人が自炊した(要はサボった)仕事というイメージが強い。僕の中では。
最終的に「文章を主体とする本は、文字の大きさを自在に変えられるリフロー型であるべきだ」という結論に達した。
(『流しの仕事術』は見開きで1P文章+1Pイラストなのだが、文章がきちんとあるので)
だから、印刷用データをリフロー型のデータに変換する作業が必要になる。
とまぁ、こんなところで次回へ続く。
現状はもっと先に進んでいて、紙の出版をメインにやってきた僕には電子書籍界は驚愕の事実がいろいろあるのでお楽しみに・・・。
こちらもぜひ見てみてください!
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http://matome.naver.jp/odai/2145018835354483001

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