最近、書籍・雑誌・マンガと3種類の紙媒体と、デジタル媒体の電子書籍を買った。

全て購入動線というか、買ったキッカケが異なり、それが我ながら興味深いと思ったのでまとめておきたい。


書 籍

本はこちらのブログにも書いたが、最近知り合った編集者さんの作品が賞を受賞したので購入。

つまり、「知り合い(編集者)経由の購入」だ。

購入場所はAmazon。

http://blog.daikanyamabooks.com/archives/1053770853.html 


雑 誌


雑誌はこちらのブログにも書いたが、いつもお世話になっている宣伝会議さんのAdverTimesで下記記事を見て、内容が非常に面白く、全文が載っているという『編集会議』をすぐに購入。

『週刊文春』編集長インタビュー「紙の時代は終わった」は、売れないことの言い訳
http://www.advertimes.com/20160316/article220125/


つまり、「ネット経由の購入」だ。

購入場所は代官山蔦屋書店。

http://blog.daikanyamabooks.com/archives/1054074585.html


マンガ

マンガはこちらのブログにも書いたが、原作者の吉田貴司さんのツイキャスやニコ生を見ていて、その人間性に惹かれて、応援の意味も込めて購入。

つまり、「作家経由の購入」だ。

購入場所は有隣堂アトレ恵比寿店。

http://blog.daikanyamabooks.com/archives/1051231109.html 


電子書籍

電子書籍はこちらのブログにも書いたが、11円キャンペーンまたは99円キャンペーンをやっていたので購入。マンガだけでなく、経沢香保子さんのビジネス書などもキャンペーンで購入した。

つまり、「キャンペーンによる購入」だ。

購入場所はAmazon。

http://blog.daikanyamabooks.com/archives/1051643226.html




こうやって見てみると、1つとして同じ動線がないことに気づく。

さらに上記から分析できることがあるのでまとめてみよう。


・紙媒体は、書店で偶然出会って購入、というものが全くない(これは10年前には考えられなかったこと)。

・書店が動線から消えた代わりに(?)現れたものとして、「人」と「ネット」の2つがある。

・人に紹介されたから買う。人(作家や編集者)を応援したいから買う。こんな動線が生まれている。

・ネットは「紙媒体の敵」ではなく、紙媒体への有力な動線になる。少なくとも、僕はそれで実際に雑誌をすぐに購入している。

・電子書籍は、「紙媒体では現在許されていない」値下げキャンペーンによって購入している。紙媒体は再販売価格維持制度という名のもと、新品はどこで売っても同一価格と決められている。ただし、アマゾンで中古品を並列に売っている現在、この制度ってなんなの?という状態である。


これらはあくまで僕の例で、なかには書店員に紹介されて、書店で出会って、という動機もあるだろう。

ただ、絶対的に「書店経由」が激減していることは確かだと思う。


書店が動線に食い込むためには、上記の「人」の部分を攻めるしかないのではないか。今、流行りのキュレーター的な存在に書店員がなる、街の誰からも愛される書店員になる、など。

『編集会議』の本屋座談会で、「書店もARなどを使って、蓄積されたデータからその人をオススメ棚へ誘導する」などの案が出ていたが、僕はそれは見当はずれの大間違いだと思う。

書店に求められるのは、データ(デジタル)ではなく、人だ。データでAmazonには100%勝てない。

徹底して人にフォーカスして、なんならデジタル機器は全て捨てて、そろばんにするぐらい振り切ってもいいかもしれない。

書店に行けば人との触れ合い、温かみがある。書店員と話しながらお茶が飲めて、有益な本の情報が得られる。それこそ、昔はどの街にもあった普通の本屋のような場所になる必要性を再考すべき時ではないか。

これならばデータ主導の冷徹なAmazonにはできない戦略だから、価値があるし、勝ち目がある、というか、僕がこんな本屋が近くにあれば行きたい。


このことを踏まえたうえで、また新たな戦略を立て、出版界で楽しくやっていきたいと思う。

やれることはまだまだたくさんあるし、少なくとも僕自信に悲壮感は一切ない。


こちらもぜひ見てみてください!

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