GYAOで映画『花宵道中』を見た。

花宵道中
http://streaming.yahoo.co.jp/p/y/00908/v13119/ 


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いわゆる、“吉原もの”である。

同じ“吉原もの”で言うと、以前ブログに書いたものに名取裕子さん主演の映画『吉原炎上』がある。

映画「吉原炎上」(1987)が凄すぎる。死ぬまでに見ておくべき邦画の名作 <プライム・ビデオ>
http://blog.daikanyamabooks.com/archives/1043680090.html


『吉原炎上』が吉原で実際にあった大火事、吉原の大火の前を描く映画なら、本作『花宵道中』は大火以降を描くものだ(もちろん、この2つの作品にストーリーなどの繋がりはないが)。


結論から書くと、“吉原もの”としては圧倒的に『吉原炎上』の勝利である。


確かに、本作『花宵道中』では主演の安達祐実がフルヌードで迫真の濡れ場を演じていて、ファンには垂涎もの?のシーンがある。

妖艶さという点では、『吉原炎上』の名取裕子さんに引けをとらない。いや、ここは勝ってるかもしれない。


でも、ストーリーや「映画」という面から見ると、僕の中では『吉原炎上』に及ぶものではない。

なんというか、『花宵道中』はちょっと気合いを入れてつくったドラマっぽいのだ。映画ではなく。


「映画とドラマの違いってなに?」と言われると、専門家ではない僕は明確に答えを持っていないのだが、なんとなく思うのは「その世界にどっぷりと入り込ませる、引きずり込ませる力をもっているか。それだけの世界観を監督、演者、スタッフが一丸となって、本気でつくり込んでいるか」だと思う。

その点、1987年公開の作品『吉原炎上』は素晴らしい。このブログでも書いたのだが、

映画の中での火事のシーンは見ていて恐怖さえ感じる。

よくこの撮影で死人が出なかったと、こちらがハラハラしてしまうほどのリアリティ。

いつも言うことだが、映画が今よりも価値ある娯楽だった時代(スマホやゲームなどがなかったという意味で)の映画の迫力たるや本当に凄まじいものがある。

だから、惹き込まれて、いろいろ見てしまうんだろうな・・・。

こういうことである。

狂気というか、死んでもこの作品を成功させるという熱量がドラマと映画の違いな気がする。

そういう意味で『花宵道中』は映画ではなくドラマだなと感じたのだ。


もちろん、それが悪いというわけではないが、「映画」という意味では『吉原炎上』の圧勝である。


こちらもぜひ見てみてください!

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https://note.mu/dbooks/n/n2ebd673b9c98 


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