最近、出版取次に関するニュースが続いている。

アマゾン、衝撃的な取次「出し抜き」策…出版業界の取次「外し」加速で悪しき慣習破壊
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14266.html


取次中堅の太洋社、破産決定 芳林堂書店の倒産で8億円焦げ付き
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/15/news100.html


 
海外の出版流通事情はよく知らないが、「取次」って日本人が好む“曖昧さ”を表す象徴のような存在の気がする。

ということを、日々、ネットを使っていると感じる。

 
KDP(キンドル)然り、note然り、このブログ然り、ネット上では何でも数値でバキッと出てくる。

昨日のアクセス数はこれで、今日はこれ。減った、増えたと一目でわかる。

これはネット時代の当たり前のことだ。良いとか、悪いとかいう話ではない。


一方、出版業界の取次はどうか――。

面白いことに取次を経由して書店で販売すると、実売数ってよくわからないのである。

書店にまかれた数はわかるし、追加や戻ってきた数はわかるのだが、ネットのようにデジタルでバキッと数値は出ないのだ。


たとえば、4月12日にあの本が何冊売れてか、という正確な数値はどの出版社もわからないと思う。

この“曖昧さ”って日本人が大好きなものな気がする。

僕も何でもバキッと数値化されるデジタルより、こっちのほうが好きだ。


でも、時代は何でもデジタル、1か0かを常に提示する時代にどんどんなっている。

その流れが今の「ちょっとでも他人がミスをしたら許せない! クレームを入れよう!」という社会情勢に繋がっている気がする。


もっと寛容で、曖昧でいいのにな。そんなことを思う今日この頃である。


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